姉歯物件

 なぜ、最初に書くブログがこのタイトルなのだろうかと、我ながら思ってしまいます。

が、ふと思い出したから、そして書いてみたくなったから書くのです。ブログに理由はいらん。

 いや、きっかけは、最後に書いたブログ(アメブロですが)が2013年の1月となっており、それから3年3カ月も経ったのだな、その割には最後に書いたことと全く同じことを今も考えているな、全然成長していないな、そういえば、3年3カ月って、自分が東京に住んでいた期間とほぼ同じだな、あの頃は不動産の会社にいて、耐震偽装問題なんかがあって、自分とは全然関係ないと思っていたらそんなことはなくて、面倒くさかったな、そういえば姉歯物件ってその後どうなったのかな、震災で倒れたのかな・・・

ってことで、このタイトルです。理由はありました。

 

 見つけました。震災後姉歯物件がどうなったかについて書いたブログを。ブログを書いた人によれば「ビクともしていなかった」「1棟もヒビ一つ入っていない」ということである。

 

 ほー。

 

姉歯さんの奥さんは、この問題が起こったあと自殺した、とこのブログにはある。姉歯物件を買って震災で亡くなった人は聞いたことがない。となると、この問題において加害者と被害者は誰なんだろう。

 少なくとも私はあの問題が起きてから、これまで扱った全ての物件の耐震について再調査が必要ということになり、えらく仕事が大変だったという記憶がある。どう大変だったかはあまり覚えていない。大変すぎて覚えていないのだろう。東京で過ごした3年ちょっとは、実は覚えていないことが多い。初めてのことが多すぎた。刺激が多すぎた。田舎の中学生が札幌の進学校に入学したり、田舎の30過ぎのニートが突然東京で不動産ファンド業に関わるのは、適応障害を起こして記憶が飛ぶらしい。

 

仕事の合間を見て、このブログをちまちま書くことにする。なんとも変な書き始めになっちゃった。

 

 そういえば三井不動産グループの傾いたマンションはどうなった?